一挙に高級住宅は無理

2011.11.04

これまで政府は国民の持ち家政策として、“庭つき一戸建て”を推進してきました。ところが六年ほど前の『建設白書』(五十三年度版)以降、もう“庭つき一戸建て”は実現困難になったと書いています。高々と掲げた看板を自ら降ろしてしまった感じですが、東京、大阪などの大都市圏では土地価格が高水準にあるため、平均的な勤労者が一戸建て住宅を入手しにくくなったのは事実です。そこで建設白書は、業者が手ごろな値段の中高層分譲住宅に力を入れると同時に、庭つきの「中古住宅」のほうも流通を円滑化すべきであると提案しています。

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新築ならマンションを、庭つきなら中古を求めなさいと、政策を転換してしまったのです。つい先日の新聞にも、今、安いマンションを購入する層は新婚早々の二十歳代に多く、子どもが大きくなって部屋数が不足してくる三十歳から四十歳代の人々は中古の庭つき住宅を、そして五十歳以上になると三五〇〇万円以上の“一戸建て住宅”を買うようになる人が多い、という数字が出ていました。しかし、これはあくまでも平均的データであって、ふところ具合や、好み、あるいは考え方の違いなどによって、個々人の求める物件は様々ですが、やはり何といっても先立つものはお金、夢と現実は大違いです。この記事にも出ているように、一挙に庭つき高級住宅に住めるものではありません。そこで高級とまではいえなくても、ある程度の庭つき一建て住宅を手に入れようと思えば、最初から「住宅入手生涯計画」を立てておく必要があります。





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