男が家に帰ってくるのは、住意識に男の視点が入りこんできて、複眼化するという点で歓迎すべきことだと思う。高度成長時代には、家を建てるとなると、男は工費の大枠を決めるだけで、設計者との打ち合わせは主婦にまかせきりというケースが多かったが、近年は夫婦そろって、毎回の打ち合わせに参加される場合が多く、男性も住宅についてかなり明確な希望や意見を述べる。夫妻の考えが食い違うと、設計者はどちらを重視すべきか悩むこともあるが、それはそれとして、夫妻の両者と話しあった方が、その家族のライフスタイルが把握しやすいという点では有難い。
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そしてこの設計打ち合わせへの男性の参加は、書斎志向の顕在化と、ほぼ時期を同じくしているのだ。