資金計画はめん密に

2011.09.30

住まいを考える時、何よりも一番に出てくるのは資金のことです。資金は、新築はもちろん、増改築、インテリアの模様替えにせよ必要です。新築ならば、今では安く見積っても簡単に一千万円程度はかかります。そうなると、全額自己資金で建てるなどというわけにはいかなくなります。ということは、当然借金をすることになります。そこで、資金計画をまとめて、いろいろ考えてみましょう。資金計画というのは、従来、いくらまでなら借りられる、ということに限られていました。資金計画というのは、最高額いくらまで借りられるか、も大事ですが、その借りた資金を、どう完全に返済することができるかということが大切なのです。昔は、家を建てるなどというのは、大変な苦労でした。家族全員で爪に火をともすという言葉があるように、一生懸命倹約し、やっと資金がたまれば、たまっただけの家を建てたのです。ところが現代では、金融機関も、そんなにのんびりしないで、とにかく借金して建ててしまって、ゆっくり返済しなさい、とすすめてくれます。ちょっと考えると、この昔と現代の方法では、それほど大きな違いはないような気がしますが、それが大違いなのです。資金をためて、資金にそぐう家を建てた場合は、入居したその日から、建て主家族は豊かに暮らせます。ぜいたくに暮らせます。しかし、現代の、先に借金して家を建ててしまう方法は、家はできたけれども、ローンの返済が終るまでは決して精神的に豊かではありません。後は、返済が終るまで一生懸命、長い間、家族全員で倹約することになります。それでは、何のために家を建てたのかわからなくなってしまいます。住宅ローンの返済が終ったら、ホッとして死亡してしまったなどという話もあるのです。ということは、全額自己資金は無理にしても、できるだけ自己資金が多い方が良いということになります。ごく一般的に言えば、約二千万円〜三千万円くらいまでの家を建てるならば、現代の国民平均貯蓄高で(ここ一、二年は、その額が七一八百万円と言われます)可能です。つまり、八百万円くらい自己資金があるのならば、いつでもスタートして良いというGOサインでもあるわけです。住宅の資金といえば、だれもが建てる時の費用だけを考えます。ところが、住宅の資金はかなり広い範囲で考えておかなければなりません。たとえば、新しく建てた住宅でも、いつまでも新しくはないということです。建てて数年たてば、手入れをするための費用が必要です。さらに、その住宅の中で暮らす家族の暮らしが変化してきて、かなりの費用が必要になります。たとえば、子どもが高校から大学ヘとか、結婚とか、老人と同居とか、さまざまな形で起こります。そうした変化は、おおよその見当がつくはずですから、長期的でめん密な計画をたてなければなりません。

[参考サイトのご紹介]
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