今は買いどきか、それとももう少し待ったほうがよいかは、家を買おうと思ったときに最初に悩む問題だ。バブル時に比べて2分の1から3分の1に、物件によってはそれ以下に価値が下がる様子を目の当たりにすれば、それも無理はない。誰だって、一番安いときに買いたいと思うのは当然なのだから。しかし、この先、上がるか下がるかを断言できる人は存在せず、ましてや、どのくらい下がるか上がるかはわかるはずもない。となれば、先のことを考えて、現在、家を買える状況にあるのに「待て」の決断を下してしまうのはちょっと考えものだ。
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不動産を安く買って高く売り抜けたい投機目的であれば、先を見越して待つこともあるだろう。しかし、多くの人は、住み続けるつもりで家を買い、手放すときでも、その代わりとなる家を買うのが普通。つまり、将来、家を売って現金を手にするつもりはない。住み続けるのであれば、将来、不動産価格がさらに下がっても実損は出ない。また、上がっても固定資産税や都市計画税が上がるだけで、いいことはない。金融会社が家を担保に大金を貸してくれるかもしれないが、そのお金は返さなければいけないもの。儲かるわけではない。